この人と30分
チームナーシング実施に際しての壁〈全国のみなさん,正直な声を聞かせてください〉—群馬大学付属病院総看護婦長 五十嵐タツさん
所沢 綾子
1
1編集部
pp.62-63
発行日 1963年11月1日
Published Date 1963/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912067
- 有料閲覧
- 文献概要
8月もなかば,うだるように暑い日の昼下がり,群馬大学付属病院の総婦長,五十嵐タツ氏を訪れた。この病院は,3年くらい前まで総婦長職には,病棟婦長が兼任でつき交替制で勤務していたということだから,五十嵐氏が,専任総婦長の初代ということになる。現任婦長のほとんどが総婦長の仕事の経験者であるからそれなりのむずかしさもあろうが,一方任務のたいへんさに対する理解も深く,かえってプラス面も多いと聞く。氏にお目にかかる前に,2〜3人の婦長さんに,「総婦長さんについて」うかがった意見も,「率直で正直で,ガンバッテいてくれます」という好評を聞かされた。
私が総婦長室を訪れた時,五十嵐総婦長はちょうど,弘前大学看護学校自治会,全国ゼミナー企画委員会からのアンケート《チームナーシング》について記入しておられた。そんなことから,つい話はチームナーシングを中心に進むことになった。
Copyright © 1963, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.