Nursing Study
肺結核患者の療養指導について—主として軽症患者のレクリェーション療法
福田 きよ子
1
,
中内 ヒデ子
1
,
市川 悦子
1
1国立三重療養所
pp.84-86
発行日 1963年4月1日
Published Date 1963/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911914
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肺結核患者死亡数は,化学療法と,外科的療法の画期的な進歩により,いちじるしく減少してきたが,まだ結核症は長期療養を要するため,それに伴う生活の困窮化または種々の欲求不満から起こる心理的変動は,極めて微妙,かつ複雑なものがある。そこで私どもは,心身ともに健康な状態に立ち戻らせるとともに,さらに社会復帰を促進させる目的をもって,とくに軽症患者に対して「レクリェーション」指導による精神療法を試みた。
医師の指示を得て,レクリェーションに参加できる患者の病状の基準を作製した(第1表)。
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