特集 看護業務の向上をさぐる—その検討の中から
Ⅱ.看護婦は最低なにをすべきか
資料 看護婦はどんなことをしているか
遠
pp.52-67
発行日 1962年6月15日
Published Date 1962/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911650
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看護婦が勤務中に何をしているかなどということは一概にはいえないものである。看護体制の違いもさることながら,患者も,看護婦自身にも個人差はあるし,またその日,その時の病棟の状況の違いもある。だが,いくつかの病院の何人かの看護婦のある一日の勤務を,時間の経過に従って刻明に記録してみると,大体そこに公約数的な平均化された看護婦の行動の輪郭が浮びあがってくるかもしれない。
この資料はそういうねらいを含めて,何の条件もつけずに,内科・小児科・外科・産婦人科の病棟勤務の時間表をとってもらったものである。この,ありのままの,何の作為もない一覧表の中にも,業務の再検討を示唆するさまざまな何かがみられはしないだろうか。
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