特集 図書室へ行こう!
病院図書室は看護婦さんにどんなサービスができるか
野原 千鶴
1
1済生会下関総合病院図書室
pp.304-309
発行日 1995年4月1日
Published Date 1995/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904775
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はじめに
あなたの病院に図書室はありますか.図書室をどのくらい利用していますか.
総合病院には図書室の設置が義務づけられ,全職員が利用の対象となっていますが,もっぱら医師の利用が多く,看護婦さんにとっては図書室は敷居が高いと思われているのではないでしょうか.近年看護職コメディカルスタッフ,事務系の職員もそれぞれ専門職としての勉強がより求められるようになってきました.そこで資料の入手が必要になってくるのです.何かを調べたい時知りたい時には,ぜひ図書室に足を運んで下さい.病院図書室の第一の目的は診療を支え,研究に必要な情報を提供することにあります.担当者がいる図書室なら,蔵書の中から求める資料を,さらに膨大な医学資料から所蔵していない資料でも,情報ネットワークより入手することも可能であり,図書室は情報サービス部門として活動しています.ここでは病院図書室が利用者にどのようなサービスを行なっているかを紹介いたします(表1).
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