医療制度の問題をつく〔医学生ゼミ神戸で〕―第6回全日本医学生ゼミに望んで
看護協会の援助に期待する
今度 美智子
1
1国立大阪病院附属高等看護学院
pp.59-60
発行日 1961年3月15日
Published Date 1961/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911292
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複雑な気持ちで待機しておりました全日本医学生ゼミナールの幕がおろされました今,静かに4日間のゼミナールと,このゼミナールに参加するまでの過程を振り返つてみて何か胸にあつくこみあげてくるものがあります。
私たちが参加の許可を得ますまでには,指導者の方々は,ある程度の危惧の念を持つておられたと思います。その親心は,私たちにも理解できないこともありませんが,それが本当の親心ならば,危険の中に入つて行かせ,1人でその中に立たせてみて,それが本当の危険か否かを体験させて下さることこそ私たちの望むところのものだつたのです。
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