ナースの意見
「座談会 教務の語る看護学生気質(3月号)」をよんで
I子
pp.35
発行日 1960年5月15日
Published Date 1960/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911094
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准看護学院卒業当時漸く看護界の一人として勤務する者の仲間入りできたと喜んだ反面,あまりの若年で仕事に対する不安,対人関係の不信を抱いていた。2年後准看が高看と同等の資格を得ることを念願していた進学コースが県下に設置された。
私はこれからの看護界の中で仕事をするのに准看では不満足,そして仕事に対する不安感等で進学は必要と考えた。しかし,大部分の准看はこれをめざし夜間高校に通つている。私はいろいろ都合があつて今はたゞコツコツと自分で勉強している有様だ。家では私の進学に対し今となつてだれも反対せずむしろ進学し早く一人前の高看になれることを待つている。そんな期待をかけられ私は必ず合格したいと思う。
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