医学の話題
眼底カメラ
T
pp.19
発行日 1960年3月15日
Published Date 1960/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911053
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眼底カメラが漸く大病院で実際の臨床に使われはじめた。これは眼科医よりも,眼底をみることの出来ない内科の医師に便利とされている。
昔から高血圧症などでは眼底の所見が診断治療の上で可成り重要視されているのだが,今迄は眼科医のみた所見を教示してもらうだけだつた。したがつて,内科医が知り得る眼底の所見は,いわば他人の感覚を通した間接的なものであつた。眼底カメラは,このギャップを埋めることが出来たといえよう。
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