口絵
日本医学の粋を競う—第15回日本医学会総会・東京で
pp.41-44
発行日 1959年6月15日
Published Date 1959/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910870
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
全国から3万人のお医者さんを東京に集めて,4年に1度の日本医学会総会が4月1日から5日まで開かれた.今日の化学療法の基礎を作り,その功績で1939年にノーベル賞をうけたドイツのドマーク博士やタバコとガンの研究で有名なニユーヨークのウインダー博士を始め,欧各国の医学者52名を含めた3万人は,1日午前の都体育館での閉会式を皮切りに5日まで87のシンポジウムに分れて各主題の討議を行つた.
一方,大手町の産業会館での学術展示場で参会者を集めたのを始め,銀座松坂屋で“資料で見る近代医学のあけぼの”展覧会で日本西洋医学創始期の医書,人体模型の展示をし,また医学に関する講演会も開かれ,医師,看護婦等,病院関係者はもとより,都民にも医学会の意義を充分に味あわせた.
Copyright © 1959, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.