口絵
成人病への関心—展覧会場で検診
pp.16
発行日 1958年12月15日
Published Date 1958/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910744
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国民病といわれていた結核は現在その死亡率からみると第6位になり,それに代つて今度は脳卒中,悪性新生物(ガン)及び心臓病による死亡が高まつてきました。40才から60才くらいの働き盛りに多い病気といろ意味からこれを「成人病」と呼んでいますが新聞やラジオ,TVなどで大々的に採り上げ,国民の関心は極度に高まつてきました。たまたま9月30日から10月6日まで東京日本橋の三越で厚生省主催の「明るい生活展」が開催され,心電図を備えつけた成人病相談所が設置されました。病院にいくのはオックウだが,ちようどいい機会だというわけで,開催早々から大繁昌,今更ながら国民の成人病への関心の高まつたことに驚かされました。
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