Nursing Study・36
看護基準のできるまで
鈴木 栄子
1
1武蔵野赤十字病院
pp.17-20
発行日 1958年9月15日
Published Date 1958/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910679
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緒言
看護基準のできるまでと題して書くよう依頼されましたので2年間の私の体験談として,目に映り考え感じましたことを書いてみたいと思います。以下私の配属されました急性伝染病棟の看護基準の作製契機とその必要性及び内容についてのべる事にします。
昭和31年4月27日急性伝染病棟開院に当り,婦長以下8人の看護婦が配置されまして一切の準備をすることになりました。がらんとした病室を与えられました時,“病室の配分”をはじめ“ベツトの配置”“清掃法”“配膳方法”“汚物処理”“入退院時の連絡及び患者の取扱いについて”等勤務のすべてをその第一歩から構成し体系づけ関連を持たせなければならないことを認知しました時,第1に看護基準の必要性を痛感し,その作製に着手しました。
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