口絵
いのち/姉妹仲よく
pp.5-12
発行日 1958年1月15日
Published Date 1958/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910508
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こみあげる歓喜でたたえられているいのち,創造主の偉大さをあかしするいのち,最も神秘で最も美しい生命……
私達はいのちの神秘なヴェールを解きあかす夢をいだきつづけてきた。そして20世紀後半に入るや「生命の解明」から「生命の合成」へと手をのばし始めたのである。生物学や物理学,化学のすばらしい力は「生命合成」への力つよい推進力である。生命の探究という一筋道に政治的考慮は入りこむ余地はない。1人や2人の力で解明されるものでもない。32年10月に開催された国際酵素化学会議では,いのちの根本問題が多数の学者により討論された。オパーリン博士(ソヴイエット)もその一人である。科学は国境をこえて進歩している。
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