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社会保険中央高等看護学院
都築 公子
pp.195-199
発行日 1957年10月15日
Published Date 1957/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910463
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学院
夜空はネオンで燃える新宿を前方に,後には,屋根屋根の住宅地をひかえ,新大久保駅より徒歩で約8分,通りに面したここ社会保険中央高等看護学院は,全国社会保険病院の看護学院のうち,はじめての高等看護学院として,昭和30年新築された。地下1階地上2階の鉄筋コンクリートのモダンな建物です。1回生22名の入学式は,出来つつある工事の中で,いろいろの物音を耳にしながら,1回生であるという自覚と責任を強く意識して入学しました。その後2カ月は新校舎の完成される迄病院の一室を借り,なれない環境と学問に入りました。
昭和30年6月待ちに待つた校舎と寄宿舎が完成された時の喜び!!それは大きいものでした。学院は理想的なよりよい看護の学習のために,一般教室,図書教材室,看護実習室,準備室,化学実験室,調理実習室等が設備され,宿舎は明るいガラス張り,素晴しいフロアーのホール,ここは,学生の憩の場所として,私達の気分を解きほぐしてくれます。
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