附録 新看護学—なぜなぜ看護
呼吸器疾患の病態生理/呼吸器疾患の看護
阿部 正和
,
永井 敏枝
pp.237-252
発行日 1957年4月15日
Published Date 1957/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910345
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肺が,ほかの臓器と違う大きな特徴は,気道を通じて外気と直結していることである。
また,肺の機能を簡単に表現すれば,空気と血液との間のガス交換のための薄い膜として役立つているということになる。更に外界の空気と直結しているために,吸気を通じて入つてくる各種の有害物質に対する防禦機構が肺には備わつており,この機構が障害されると肺の疾病が成立すると考えられる。従つて本論に入る前に,まず第1に肺の形態と機能との関連について簡単に説明しておこう。
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