私達の頁
家族の看護にあたつて/看護婦はなぜ住みこみなのか!/いつも笑顔をもつて
岩間 愛子
1
,
市河 美保子
2
1県立内原精神病院
2京都北白川日本バプテスト病院
pp.45-49
発行日 1956年9月15日
Published Date 1956/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910180
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「貴方御自身の為にも,御家族の為にも入院して身も心もゆつくりと療養することが一番です。そして一日も早く健康な体になつて云云……。」こんな言葉を数限りなく繰返し患者に病院や療養所へ入院を奨めていた私だつた。終戦後病院管理や看護体勢が強化改善され,看護教育のめざましい向上と相俟つて過去の医師隷属の看護から患者のための看護へと正しい姿へ切換えられてからもう間もなく十年。それが直接患者の幸福に役立つているものと信じながら。
突然起つた災害が妹を傷つけ,家族として“病院”そして“看護”というものを受身の立場で見ることになつた。以下はその折々に感じたことを綴つてみた。
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