Nursing Study・6
小児の嘔吐の看護—主として幽門痙攣幽門狭窄
風穴 英子
1
1聖ルカ病院小児科
pp.40-44
発行日 1956年5月15日
Published Date 1956/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910126
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はじめに
おくれているといわれている病児看護も小児病室のあり方が一般に理解されるにつれて,ようやく正しい歩みを一歩一歩軌道にのせつゝあるように思われる。
この頁は小児病室として,又学生を指導する病室の立場からも病室管理と結びつけて小児看護基準となるべきことがらを形ずくつてゆこうとするものである。そのためこの計画には小児病室専任医師,病棟取締,病室主任をはじめ卒業看護婦全員が協力し分担にあたっている。議題は今まで病室で体験したもの,又現在経験し研究しているものゝ中から毎月発表してゆくつもりである。もとより整ったものでもなく勿論期待さるべきものでもない。しかしたゞ毎日の病室看護の中から絶えずよりよい看護を生みだそうとする力と熱情こそ真に尊く,そして大切なことであろう。
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