Student's page 国立名古屋病院附属高等看護学院
実習 産科病棟の実習日誌より
小山 貞
,
丸山 松子
,
中野 みどり
pp.45-52
発行日 1956年1月15日
Published Date 1956/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910038
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2月14日
産科病棟の実習も今日から3週目に入る。病棟にもなれ,洗面介助,利尿後処置,悪露交換,浣腸,乳房マツサージ,新生児の観察哺乳介助,沐浴等分担された仕事がスムーズに出来る様になつた。
正常分娩であれば,大体6〜7日間で退院である。他の病棟に比して,産科の入退院は目まぐるしい程の頻繁さ,一人の正常分娩をした褥婦がどの様な分娩産褥の経過をとり如何なる処置及び看護を受けて退院に至るか,いまだにつかみ得ない。
午前中受持ちの仕事も大体終り,現在分娩室にいる妊婦さんを受け持ち,分娩及び産裾の経過を観察しては,との婦長さんの提案により今日より行うことになった。当院でなされている看護法を実際に知ると同時に講義で聴いた看護法を参考にして看護計画を立てそれを最大限に実践してみたいと思つた。現在産科病棟の実習生は2年生3名,丁度明日より勤務交代になり,昼間実習丸山,準夜勤中野,深夜勤小山と一昼夜通じて観察又は看護に当ることにした。
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