グラビヤ
廣島日記—A.B.C.C.探訪
pp.1-8
発行日 1955年10月15日
Published Date 1955/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909921
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“安らかに眠つて下さいあやまちはくりかえしませぬから”と刻まれた原爆死者慰霊碑の前には,今日も花束が捧げられ,香煙がくゆつている。こゝ広島市の東南,比治山山上には白いカマボコ型の建物が点在している。これが,10年前,日本に悲劇をもたらし,人類の恐怖を呼び起した原爆の影響を研究しようと立ち向かつている現代医学の最前哨,A.B.C.C(原爆傷害調査委員会)である。
そして,こゝにも,白衣のナースが,外国のナースと一緒に平和への祈りを込めて毎日の看護に働いている。
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