私達の研究
体温測定(3)
福島 三保子
pp.156-159
発行日 1955年4月15日
Published Date 1955/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909812
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1.口腔検温と腋窩検温との比較
一般に口腔内で計つた体温は腋窩で計つたものにくらべると0.3〜0.5℃高いといわれる。
基礎看護でも0.5℃高いと教えられる。わたくしは同一患者について口腔検温と腋窩検温とを同時に行つて見た。検温の方法は口腔,腋窩共に前述の通りで此度は5分毎に検し30分間の上昇目盛を記録した。安臥後1回,起坐後2回,安臥談話後1回,起坐談話後1回,入浴後1回,含嗽後1回,合計10回行つた。30分間の水銀上昇状態は第1図の通りである。
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