医学のあゆみ・30
新藥と新病
杉 靖三郎
pp.143
発行日 1954年4月15日
Published Date 1954/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909560
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新藥が次々とつくられて,脳脊髄膜炎のような,これまでは100%死んだものも,ほとんど助かるようになつたのだが,その反面,この新藥によつて,いろいろな事故や“新病”がおこるようになつた。
ところで,医藥には,藥局方に登録され,毒藥,劇藥,普通藥が区別され,それらは,レツテルによつて区別されている。たとえば,毒藥は黒地に白枠白字,劇藥は白地に赤枠赤字,普通藥は白地に黒枠黒字で記される。
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