発行日 1953年6月15日
Published Date 1953/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661907307
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1741年佛醫ニコラス・アンドリーによつて初めて浩滃の書物として體系を整えられた整形外科治療學は更にその後從來の非觀血的療法に觀血的療法即ち手術的療法を採り入れ現在の極めて多岐多面に亘る大なる發展を遂げて來たのである。各種整形外科疾患の治療の一翼を擔つて整形外科醫の診療の介助に當るナースの使命は又極めて重大と言わねばならない。
元より如何なる種類の疾患にてあれ病人に對する「看護の精神」は「愛」の一字に盡くるものであるが,特に整形外科ナースたるものは整形外科疾患の特徴とも言うべきものをよく理解して,その特殊性に對應した看護の「精神と技術」を發揮しなければならない。
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