學園の頁
國立名古屋病院附屬高等看護學院
四ツ屋 君江
pp.49-51
発行日 1952年6月15日
Published Date 1952/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661907080
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名古屋市の中央,名古屋城の南,南外堀と云つて,官庁街の一角,毎年陽春4月が待たれる程,櫻樹に圍れた我が學院,今年も新入生を咲き匂う櫻と共に,暖く迎えた此の學院も,昨年4月新築,第1期,第2期生を送り,第4期,第5期生を迎えました。思えば茨の道をたどつた學院も,漸く外觀内容共に整いつゝあります。
一度は審査にも落ち,入學した學生を,國立金澤病院附屬高等看護學院に轉校させるなど,思えば波瀾萬丈だつた既の學院も,今ではそれが却つて良結果になつたのです。病院も診療部門,看護部門,庶務が一つになつて,文字通り一大改革を斷行,學院は現在の場所に,24年に工事を始め,昨年漸く落成移轉したのです。
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