結核特集號
結核看護(3)
中山 相子
1
1國立中野療養所
pp.14-16
発行日 1951年5月15日
Published Date 1951/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906850
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患者教育
ガウンテクニックの次に特記すべきは患者教育であらう。結核看護は患者教育に徹すると云つても過言ではあるまい。
患者は種々なる療養雜誌にのせちれる結核に對する新療法,或は最新の治療藥には非常に敏感である。先輩の患者は後輩に經驗談を語る。彼等の結核に對する知識は豊富である。彼等は熱心な研究家であるとも云える。然し彼等の多くは彼等に與えられた義務を知らないのではなかろうか。即ち患者の有する二つの義務,専心療養につとめ病氣を治す事と他人に自分の病氣をうつさぬ事を。
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