第1回甲種看護婦國家試驗
合格者の喜びを聞く
壁島 あや子
1
,
井出 道子
2
,
柳川 トモ子
2
1東一
2都立廣尾病院
pp.69-71
発行日 1951年3月15日
Published Date 1951/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906826
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半年の矛盾をなくしたい
1951年2月2日,日本で,はじめて,甲種看護婦が,誕生しました。何しろ日本に始めての甲種看護婦の發表ですから皆樣が會う人毎に,“おめでとう”とお祝の言葉を下さいまず。さすがに,合格の喜びに顔をほころばせ乍ら,本當に,ほつとしたものを感じております。合格率81パーセントとか—
いずれにしても,私達甲種一期生のクラスメートが,殆どパスしたのは何よりも嬉しい事です。落ついて,これから本氣でやるぞ! という氣持で一ぱいです。しかし思えば,卒業から國家試驗發表迄の約半年という期間は決して短いものではありませんでした。
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