発行日 1949年10月15日
Published Date 1949/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906539
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(3)看護婦としての女史
看護婦又は看護婦長の平常時の病室勤務は,誠意勵精,機敏周到,能く自ら勤め且つ後進を導いて,看護と之に伴ふ事務を完了して,いつも上職の意を體し,下級者の尊信,患者の信頼を得るのが本旨で,常に誠意を以て其の任務を完うされたので,女史はやかまし屋を以て有名な橋本院長からも,殆んどお叱りを受けた事がありませんでした。
女史はまた,責任感の非常に強い方で,婦長時代の事ですが,次の1事でも女史の人格が偲ばれると共に,いかに嚴格に教育されたかが思はれるエピソードがあります。
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