看護學講座
病理學
畑 秀雄
pp.58-61
発行日 1947年10月15日
Published Date 1947/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906251
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3)繊維素性炎fibrinous inflammation
繊維素成分の滲出著明な場合;屡々他の滲出性炎と相伴つて居る。發現部位は遊離外表面に多い。この炎症では炎を惹起した局所組織の壞死を伴うことが多く漿膜面や肺胞内では壞死は輕度か或は殆んど判らない程度ですむが屡々粘膜面では繊維素の析出と同時にその部の粘膜組織の壞死を伴ひ所謂僞膜形成を認めしめる。
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