特集 ストーマリハビリテーション最前線
ストーマ造設患者の高齢化に伴う問題
山本 由利子
1
1高松赤十字病院医療社会事業部
pp.813-819
発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906048
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はじめに
日本は死亡率の低下,出生率の低下によって1995年には高齢人口割合が14%を超え,高齢社会となっており,今後も加速度的に高齢化が進むと予測されている1).オストメイトも原疾患の治療方法の進歩によって延命がされ,高齢になる人も多い.高齢期は,身体的な老化のみではなく,心理的な変化や社会的役割の変化へも対応していかなくてはならない時期である.
ここでは,高齢化がどのような変化をオストメイトにもたらすのかを述べ,事例をあげてケアのポイントについて述べたい.
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