発行日 2010年1月20日
Published Date 2010/1/20
DOI https://doi.org/10.15106/J03022.2010118048
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ストーマ造設患者(67歳、女性。直腸癌)のセルフケア支援を、ヘルス・ローカス・オブ・コントロールの概念を用いて考察した。対象の健康観は、外的要素がヘルス・ローカス・オブ・コントロールにおいて大きな影響力をもっている「外的統制型」と考えられたため、ストーマ管理の習得に際して、1)自己に起こっている健康問題は管理しうる範囲内にあるという自信がもてるように援助したことが、2)ソーシャルサポートシステムに対する信頼性や、3)意思決定能力の改善につながり、対象は夫の協力を得ながら基本的なストーマの管理ができるようになった。
©Nankodo Co., Ltd., 2010