特集1 —ナースも患者も気持ちいい—臨床看護の用具と工夫
整形外科病棟での用具の工夫
小倉 桂子
1
1鳥取赤十字病院整形外科病棟
pp.402-406
発行日 2001年5月1日
Published Date 2001/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906023
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当病棟では,膝,股関節疾患の患者が入院患者の80%を占めている.疾患の特徴からADLに支障を来たす患者は多く,退院後までを視野に入れての自立支援が看護上の大きな課題となる.看護用具が適切であるかどうかは,患者の自立を支援するうえでの大きなポイントであり,とくに股関節手術後の良肢位保持やリハビリテーション期の排泄自立などにおいて,当病棟ではこれまでさまざまな用具の製作・工夫を行なってきた.
身近にある物品を使用し,患者の状況に合わせて少し工夫することで入院生活が快適になる.患者から「楽になりました」という声が聞かれるとき,看護者も看護する喜びに包まれる.
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