連載 臨床実践
クリティカルパスウェイの作成と実用のテクニック・3
クリティカルパスウェイの調整とスタッフインストラクション
松本 あき子
1
,
菅田 勝也
1
1東京大学大学院医学系研究科看護管理学
pp.295-302
発行日 1999年3月1日
Published Date 1999/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905802
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前回までに,クリティカルパスウェイの対象疾患の選択や期待される効果の考え方,過去の症例検討,ケアや疾患に関する学習について解説してきた.ここまでの段階で,あるクリティカルパスウェイのフォームの上にどのような項目や期待される結果を示したらよいか大まかな枠組みができてくることだろう.
今回は,治療や回復の過程に変動の多い疾患での理想的と思われる経過の探しかたとアウトカム達成の時間的目標設定に関する2つの方法について示す.その後,次回にわたって,導入前準備としての試行やスタッフインストラクションに進めていく.
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