特集 異なる職種との対話—そのとき互いに何を考えたか
自然治癒力を高める栄養への取り組み—栄養士と看護婦の連携がもたらすもの
中村 丁次
1
,
宮下 多美子
2
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院救命救急センター
pp.914-920
発行日 1998年10月1日
Published Date 1998/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905682
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食べること,それは看護の問題
編集室 栄養士がベッドサイドにいこうということが最近いわれていますが,こちらでは以前からそうした取り組みをなさっているそうですね.
中村 1987(昭和62)年にここがオープンしたときから僕は消化器内科のラウンディングを他職種の人たちと一緒にしています.患者はいろいろ食事に不満があるだろうから,直接栄養士が聞いて,直せれば直したほうがいいのではということがきっかけだったと思います.そして看護部と栄養部が話し合い,一緒にやっていくうちに患者の管理をともにやっていったほうがいろんな効果があるとわかってきたんです.
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