連載 Bonjour! パリの看護婦さん・10
介護婦セリーヌ・ビュルタンクさん
奥田 七峰子
1
1アメリカン・ホスピタル・オブ・パリ
pp.984-987
発行日 1997年10月1日
Published Date 1997/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905453
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准看制度のないフランス医療の現場には,Aide-Soignantという職種があります.フランス語で「ケアする人」を意味するSoignantと「助手」を意味するAideの合成語のこの職種は辞書を見ますと「看護助手」とありますが,医療の現場に身をおいて観察してみますと,日本で言う介護婦(士)の方が行なう職種分野を担当しているようです.日本での准看制度廃止論の高まりを受けて,今後より一層の仕事の複雑高度化,専門化および繁雑化が予想される介護職.
今回は,最近の1か月におよぶストで怒りに荒れた声を表明したフランス医療界の中でも,さらに3K職と呼ばれるこの介護職を若くして選択したセリーヌ・ビュルタンクさんにお話をうかがってみました.
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