グラフ
「帰りは笑顔で」をモットーに、患者さまに最高のサービスを提供します—接遇教育に力—亀田クリニックの取り組み
八木 保
1
,
本誌編集室
1鉄蕉会亀田クリニック
pp.620-625
発行日 1997年7月1日
Published Date 1997/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905378
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
近年,医療を受ける人の意識は大きく変わっている.従来のような「おまかせ医療」に満足する人は少なく,権利意識をもって医療者と向き合い,支払った額に値するサービスを受けることを要求する人が増えている.では,具体的にどうすれば質の高い医療サービスが提供できるのだろうか.考え方はさまざまであろうが,1つの実践例を,亀田クリニックに取材した.
亀田クニリックは1995年4月千葉県鴨川市にオープンした外来専門の有床診療所(標榜診療科30科,診察室約100室).同じ法人の亀田総合病院(784床)に隣接し,組織・経営的には独立している.開設にあたっては,質の高い医療サービスを提供する観点から,さまざまな新しい試みが導入された.たとえば「アート・イン・ホスピタル」概念を導入した快適な院内環境,電子カルテ,予約診療システムなどである.そうした取り組みの一環に,スタッフの患者接遇の重視がある.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.