連載 このひと'97
アーポン・ティスヤーコーンさん—HIV感染者増加を防ぐには,お互いの協力が必要です—在日タイ人AIDS患者・HIV感染者のカウンセリングのために来日
八木 保
1
1AMDA国際医療情報センター
pp.105
発行日 1997年2月1日
Published Date 1997/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905268
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在日タイ人AIDS患者・HIV感染者のカウンセラーとしてアーポン・ティスヤーコーンさんが来日した.10月から3か月間,病状や生活全般についての電話相談を受け,さらに,関東・甲信越の医療機関・保健所に出向いて患者と現地医療スタッフ間の通訳および患者の生活相談を実施している.またタイ人を対象にしたセミナーも開いている.
日本国内のAIDS患者・HIV感染者のうち外国人は1/3を占め,なかでもタイ人の占める割合が極めて高いという.これを危惧したAMDA国際医療情報センター(NGO)が慶応義塾大学医学部附属厚生女学院(現慶応義塾看護短期大学)留学の経験をもち,日本の看護婦免許を取得しているアーポンさんを抜摺し,来日が実現した.
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