グラフ
遊びは子どもとの共通語,手作りおもちゃを使った関係づくり—慶應義塾看護短期大学の小児看護実習の1コマ
八木 保
,
本誌編集室
pp.980-983
発行日 1996年11月1日
Published Date 1996/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905206
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子どもの1日は遊びの連続.子どもにとって遊びは,ただ毎日の楽しみというだけでなく,それを通して成長・発達していくという大切な意味を持っている.今回ご覧いただくのは,病棟での遊びへの援助の必要性を改めて実感させる一場面.
東京・新宿区にある慶應義塾看護短期大学では,小児看護学の臨床実習の一環として,学生の手作りによるおもちゃを使った遊びの援助をとりいれている.小児の実習に入る前の2年次の夏休みの課題として,子どもの成長発達段階を意識したおもちゃを手作りし,レポートに制作意図をまとめる.そして臨床実習では,実際にそのおもちゃを使って病棟の患児と一緒に遊ぶことから入り,看護を展開することになっている.
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