特集 いま,癒し手としての看護について
看護における“癒し”の技術:アメリカの実践
俣野 とわ子
1
1イリノイ州立イリノイ大学シカゴ校看護学部博士課程
pp.834-837
発行日 1995年9月1日
Published Date 1995/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904887
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看護の中心概念である“癒し”
看護と“癒し”(healing)の結びつきを考えるとその歴史は深い.19世紀の中頃,近代看護の創始者として知られるナイチンゲール(Nightingale,F)は,看護の領域を患者—環境関係として説明している.それ以来“癒し”の環境は,看護の中心概念の1つになっているといえる.
患者—環境関係における看護者の位置については,以下の2つの概念化の方法がある1).
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