病院管理フォーラム
[病院図書室]病院図書室のコンピュータ化,合理化
野原 千鶴
1
1済生会下関総合病院図書室
pp.203-205
発行日 1995年2月1日
Published Date 1995/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901452
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はじめに
平成5年4月からの製薬会社による文献情報サービス自粛の影響を受け,病院図書室は急激に忙しくなったと言われています.しかし昨今の病院図書室を取りまく諸事情により,担当者の人員増加は望めそうもありません.そこで図書室担当者は独自に,業務の合理化について考えなければなりません.
まず合理化として思い浮かぶのは,業務のコンピュータ化でしょうか.近年のOA機器の普及に伴い,さらに製薬会社の文献情報サービス自粛の影響から,文献検索用CD—ROMやスライド作成用にコンピュータを導入する図書室が増えています.実際に図書室業務をコンピュータで行っているという報告もたくさんあります.ここでは図書室業務の合理化としてのコンピュータ化,そして現在図書室担当者を急激に多忙にさせている「相互貸借(院外文献複写依頼)業務」について考えてみましょう.
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