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貧困と病気,ケースワークと看護に共通点をみる―ニツポン貧困最前線—ケースワーカーと呼ばれる人々
若林 チヒロ
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1東京大学医学部保健社会学教室
pp.174-175
発行日 1995年2月1日
Published Date 1995/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904746
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心身の障害,病気,高齢,家族との離別などのさまざまな理由によって貧困に陥った場合に,国で決めた最低限度の生活を維持するために必要な費用が支給される「生活保護」という制度がある.この生活保護を受けられるかどうかの調査をして認定し,さらには受給している人の自立の援助などを行なっているのがケースワーカーである.
この本は全国で約1万人いるケースワーカーが,日本の貧困層と直接向き合う最先端の行政官として,どのような仕事をし,どのような事件に遭遇してきたかを描いたルポである.
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