心のこわばり解きほぐす役に……

　看護婦という仕事柄，人と出会う機会が多く，さまざまな人からいろいろな相談をされることが多い．時にそれが患者さんの病気のことであったりするとその重さに自分の無力さをひしひしと感じてしまい，押しつぶされそうになってしまうこともしばしばあります．

　何か言葉をかけてあげたいと思っていても，そうそうそんな気の利いた言葉も浮かんでくることもなく，ただ単に「うんうん」といって聴いていることしかできなかったりしてしまいます．