連載 カラーグラフ
このひと'94
渡辺真美さん—「アフリカ友の会」会員
pp.1069
発行日 1994年12月1日
Published Date 1994/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904689
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夢だった第三世界での医療活動「看護」「援助」の意味を改めて考えさせられました
渡辺さんは,アフリカ大陸を舞台にエイズ感染の拡大防止のための啓蒙活動をしている民間グループ「アフリカ友の会」(会長:徳永瑞子さん)の会員の1人.中央アフリカ共和国のブエ・ラブ保健センターでの3か月の研修を終え帰国した.
エイズの蔓延は想像以上で,自分よりも若い人が相次いで亡くなっていく.薬や医療機器がもっとあれば,とやるせない思いだった.と同時にそこには,時間に追われ機械的な看護ではなく,死を受けとめた人と看取る人の対峙があり,安らぎすら感じられたと言う.
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