特集 看護フォーカス'94
[新春対談・1]新しい看護の流れ「看護治療学」
早川 和生
1
,
近田 敬子
2
1近畿大学医学部
2兵庫県立看護大学
pp.18-23
発行日 1994年1月1日
Published Date 1994/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904440
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挑戦的な言葉「看護治療学」
早川 今日はこれからの看護界の新しい考え方ということで,看護診断の次のステップとして考えられている,ナーシングインターベンション(看護の介入)の中で,アメリカで盛んに使われるようになりましたナーシングトリートメントという言葉,「看護治療学」の考え方につきまして,日本ではこれからどうとらえていけばよいのか,近田先生のご意見をうかがいながら,私の考えも出していきたいと考えています.
看護診断は1970年代からアメリカで出てきたわけですが,看護診断というのは,相手をどう見るかという対象論だと思います.次の段階としては,対象論に対して実践論になるだろうと考えます.
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