連載 [ルポ]訪問看護はいま・7
町ぐるみの在宅ケアの典型として—ゆきぐに大和総合病院のホームケアステーション
宮崎 和加子
1
1北千住老人訪問看護ステーション
pp.926-931
発行日 1992年10月1日
Published Date 1992/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904160
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訪問看護の実施主体が異なることでサービス内容がかなり違ってくる.従来から,自治体での直接サービスと医療施設からの訪問看護とでは実施方法や対象者の群がかなり異なる.そのために,どのように連携するのか,連携が必要ないのか,それともどちらか一方が充実すればいいのかなど,その接点をどこに求めるのかの論議が尽きない.現実には,こうした緊密な連携を実施し,地域全体を網羅している地域はそれほど多くない.
その点からみて,典型的なすばらしい実践をしているのが新潟県大和町の“ゆきぐに大和総合病院”である.私は,1989年夏に『地域医療研究会」のシンポジストとしてここに一度訪ねたことがある.その時のご縁で,保健婦の荒井節子さんとは親しく交流させていただいている.
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