連載 ケーススタディ[ナースのための心理的アプローチ]・36[最終回]
「看護婦さん,何が何だか分からないよ」—病気の自覚がないため服薬指導が必要だったRさん
上澤 裕江
1
,
小泉 道子
2
,
石井 智子
2
,
内藤 俊之
3
1JR東京総合病院精神神経科
2元JR東京総合病院
3JR東日本中央保健管理所
pp.1128-1131
発行日 1991年12月1日
Published Date 1991/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904143
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●Rさんのプロフィール
●薬物療法のため,●服薬を続けているRさん
23歳の独身男性.会社員.アパートで独り暮らしをしている.末っ子で兄が3人いる.
5年前会社の上司に付き添われて受診し,幻覚妄想と錯乱状態のため即日入院となる.診断は精神分裂病.入院後,薬物療法によって徐々に鎮静化した.
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