ズームイン
訪問看護に取り組み始めた滝川市立病院
本誌編集室
pp.154-156
発行日 1991年2月1日
Published Date 1991/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904112
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北海道中部に位置し,NHKテレビの「チョッちゃん」で有名となった豪雪地域の滝川市.その滝川市立病院(徳中弘之院長,病床数400)では,1989年の4月から,訪問看護の取り組みを始めた.滝川市立病院でも高齢者の入院患者が多く,家に帰りたくても,退院後の生活の不安から退院が遠のいたり,在宅での死を望む患者が多くなった.そこで在宅でも安心して療養できるよう援助することを目的に,採算を度外視して公立病院の使命として訪問看護の取り組みが開始されたという,全国的にみても,公立病院が独自の訪問看護の体制をとることは稀少である.道央では初めて訪問看護事業を始めた滝川市立病院を訪れ,訪問看護の実態を見せていただいた.
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