レポート
アートがつむぐ「ケアの文化」—アメリカからの実践レポート
森下 静香
1,2
1芸術とヘルスケア協会
2(財)たんぽぽの家
pp.859-863
発行日 2002年9月1日
Published Date 2002/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904039
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高齢社会を迎え,医療や福祉などのヘルスケアの現場における「健康」という概念が大きく変わりつつある.このようななか,身体的に病気をしていない状態だけではなく,精神的にも充実し,自分で自分の人生をデザインし,豊かに生きていくことがテーマとなるとともに,介護やこころの問題から「ケア」の問題が注目されている.
今回,アメリカのフロリダ大学で行なわれたアーツ・イン・ヘルスケア学会の年次大会とその大会の一環として行なわれた,ケアにかかわる専門家を対象とする「ケアする人のケア」会議に参加し,さらに大学病院やコミュニティにおいて「アートを用いたケア」を実践しているNPOを訪問し,視察する機会を得た.
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