招待席
齋藤 孝—「できるナース」はどこが違うのか—「感性」を伸ばすための方法論
吉田 みつ子
1
,
齋藤 孝
2
1日本赤十字看護大学
2明治大学文学部
pp.397-401
発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903950
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——本日は「できるナースはどこが違うのか」をテーマに,お話をうかがいたいと思います.まず,先生は「技化」「段取り力」など,オリジナルな言葉を多く用いられます.その理由はなんでしょうか.
齋藤 それらの用語を私は「中間項の言葉」と呼んでいます.これは,具体的な言葉と抽象的な言葉の中間の言葉という意味で,感覚的なものを表わすのに向いた言葉だと思っています.そしてこうした言葉をオリジナルに作っていく必要があったのは,教育学が他の領域に比べて後発の領域であったことが背景としてあります.
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