フロントライン・2000 情報化
インターネットを利用した看護援助—看護の特性をどのように生かすか
岸田 泰子
1
1島根医科大学医学部看護学科
pp.920-924
発行日 2000年10月1日
Published Date 2000/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903569
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はじめに
青少年の犯罪の低年齢化,性行動の活発化が大きな社会問題として取り上げられている.そこでその予防対策として,看護職者によるインターネット相談サイトを立ち上げるにあたり,インターネットを利用した情報提供と,非対面的カウンセリングの有効性を考察した.
インターネットの利用については,氾濫した情報に対しての信頼性の問題や,セキュリティの問題など課題は数多いが,双方向性に情報を送受信しうるなど,コミュニケーションの一形態としての利点は多い、病める若者を支援するひとつの方法として,インターネットの利便性は高いと思われる.
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