JJN Essay
未知との遭遇—和歌山の一病院が国際看護シンポジウムを開くまで
高岸 壽美
1
1日本赤十字社和歌山医療センター
pp.736-740
発行日 2000年8月1日
Published Date 2000/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903527
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はじめに
経験・意見・視点の異なる人たちとの交流や異文化のなかでの生活体験は,自己を見つめ直し,看護職として成長する好機となる.当センターでは,将来の赤十字国際救援・開発協力要員を育成する目的で,6か月間の英国研修を1997年より取り入れている.そしてさる2月26〜27日,この研修をさらに充実させるために,研修施設である英国の2病院の看護婦を招き,この和歌山の地で国際看護シンポジウムを開催した.準備から開催まで6か月,しかも連絡をとるにも8時間の時差,日本語と英語が入り交じるバイリンガルの世界で,思うようにことが運びにくい国際看護シンポジウムへの取り組みは,まさに“未知との遭遇”の連続であった.
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