連載 考える
日常看護のブラッシュアップ 患者中心の看護をめざして・2
私たちは患者さんを痛みから解放します
西山 みち子
1
,
海老沢 富美子
1
,
高橋 利恵
1
,
安部 充仁
2
,
根本 せつ子
1
,
礒部 満子
1
1千葉県立佐原病院外科病棟
2下都賀総合病院ペインクリニック科
pp.456-460
発行日 2000年5月1日
Published Date 2000/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903470
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はじめに
これまで当病棟では,できるだけ鎮痛剤を使用しないという方針のもと,看護婦は術後の除痛に対して悩み,患者は痛みに耐えていました.しかし,医師の交替により治療方針が変わり,「どんどん痛み止めを使って」という指示があり,今までの使い方との違いにとまどっていました.そこで,医師と看護婦の合同カンファレンスをもち,術後の鎮痛剤を効果的に使用できるよう勉強しました.そして現在は「手術後の痛みがなくて楽だった」という患者さんの声が聞かれる病棟になることを目標に実践しています.
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