連載 考える
日常看護のブラッシュアップ 患者中心の看護をめざして・3
看護婦さん,私ぜんぜん眠れないんです
鈴木 清江
1
,
鎌形 幸子
1
,
豊原 利樹
2
,
根本 せつ子
1
,
泉 浩子
1
,
礒部 満子
1
1千葉県立佐原病院外科病棟
2(社)透光会大栄病院精神科
pp.556-561
発行日 2000年6月1日
Published Date 2000/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903489
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
私たちが朝の検温時「ゆうべはよくお休みになれましたか?」と尋ねると,看護婦がみたかぎりでは“寝ていた”患者さんが「ぜんぜん眠れませんでした」とこたえる場面によく出会います.患者さんの主観的訴えと,看護婦からみた客観的な印象はときに食い違い,戸惑いを感じながら看護しているのが現状です.
今回は手術後回復期にありながら,不眠を強く訴えた事例を通して“不眠”について考えてみたいと思います.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.