グラフ
へき地医療の最前線での“学び”—岡山済生会看護専門学校の瀬戸内海巡回診療船実習
八木 保
,
本誌
pp.1082-1087
発行日 1992年12月1日
Published Date 1992/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900757
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「ゆとりのある看護教育」を合言葉に,1989年に改正された新カリキュラムでは,“選択必修科目”として,各学校の実情に合わせて,総授業時間数3000時間のうち150時間を自由裁量で使ってもいいことになった(専門基礎科目と専門科目のうちから選択して講義または実習を行なう).いわば創意工夫により学校の特色を出せる部分ができたわけだ.
さて,岡山済生会看護専門学校では,この150時間のうち30時間を『地域看護実習』にあてている.この実習は,無医村へのへき地医療,退院患者の継続ケア(在宅ケア・訪問看護),健康教育,人間ドック,成人病検診など,実習病院である岡山済生会総合病院の予防医学部・地域ケア部の協力をあおいで,検診活動,訪問看護に学生が同行し,病棟の外に出て実習を行なうことになっている.
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